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2025.02.20

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技術投稿│入社から1年。新卒社員が得たものとは…?

自己紹介


ニックネーム:たくさりくん
経験年数:1年
IT系の大学を卒業後、Web構築に興味をひかれ入社。1年目の新卒。研修を経て、案件内ではテストなどの簡単な作業をはじめ、現在は製造にも携わっている。


こんにちわ、たくさり(くん)です。自己紹介にもある通り、現在新卒1年目で、今回は初めての技術記事投稿になります。


入社から早いことでもうすぐ1年が経過しようとしていますが、1年前と比べて、知識量やものづくりの考え方が非常に変わったなと思っています。今回はそんな私の入社後から現在までの学びや意識の変化について紹介します。
「入社したらどうなるんだろう?」「やっぱり大変なのかな?」
など、新卒エンジニアの不安や疑問の答えになるような内容となれば嬉しいです^^

入社以前について


大学で身についた技術や知識


私が大学卒業までで身についた技術(知識)でいうと、主に3つあります。
まずは開発言語についてですね。大学では1番触っていた言語はPython、その他にもC言語・Javaなど、今メインで触れているPHPとは違う言語ばかりでした。
次に、アルゴリズムやコーディングです。
高い効率と小さい負荷で動く論理的な内容を学びました。当時はかなり苦しんだ内容だったことを覚えています...
そして、基礎的な部分から応用まで、IT分野の知識や情報工学などを学びました。
細かく言うと、ネットワークやOS(オペレーションシステム)、データベース工学、AI、さらにはロボット工学や認知心理学など幅広く学びました。


入社前研修


弊社には入社前研修があり、1~3月ごろでExcelやPowerPointなどの業務で必須のサービスの使い方や、HTML・CSSなどで簡単なページ作成等を行います。
その他にもあり、内容は様々だったのですが、今ある技術や知識から入社して触る言語や得る知識のための補助となるようなことがたくさん学べたと感じます。大学でほとんど触らなかったHTML・CSSを少しでも触ることができて、安心しました。当時の意識としては、入社後、技術面では難しいこともたくさんありそうという不安がありました。だからこそ入社後にも研修はあるといえど今できること・知識量を増やしておきたいなと思っていました。


入社直前の心境


入社に向けての当時の自分の気持ちとしては、わくわくと不安のジレンマでした。新しいコミュニティに入ることや、いろんな技術をえられること、お金を自分で稼ぐこと、自分の目標に向かって進むことなどいろいろなわくわくがある反面、社会人としてうまくやっていけるか、会社やほかの人に迷惑をかけないでやっていけるか、馴染めるか、技術がちゃんと身につくか、など思っていました。


入社後~現在の技術や考え方について


入社後は、一般的な社会人としてのマナーを学びながら、研修で技術面をごりごり学ぶ日が続きました。
研修はじめから、研修後、そして現在までの身についたスキルや考え方を振り返ります。


データベースの学習


まず研修で得た知識でいうと、入社前研修でも行っていたHTML・CSSに加えJavaScript、さらにはデータベース(MySQL)、PHP、PHPのフレームワークのLaravelと、たくさんのことを学びました。
特に新鮮で自分の中で新しい学びという感覚があったのが、データベース(MySQL)でした。
データベースについても大学で触れてはいたもののMySQLをしっかりやったわけではありませんでした。テーブル・カラム・レコードに対して、なんのデータを引っ張ってくるか。結合は?条件は?最初はちんぷんかんぷんながらも、やればやるほど沼になる学習だったと思います。時折、なぜ欲しいデータが取得できないのかと悩む時間もありましたが、それこそ学びのステップで大事な時間だったのではないかと、強く感じます。フレームワークや言語が変われば、データの取得も変わるのが面白さだと今では感じています。


Gitの操作・必要性


研修後は案件に参画し、「自分だけでつくる」ではなく「複数の人とつくる」ことになりました。当然ながらソースやコードレビューなどを共有しつつ行うのが当然。そんなときに学んだのがGitの操作や重要性でした。
Gitとは一言でいうとバージョン管理を行うシステムでGitHubやGitLabなど様々なサービスが普及しています。研修のときはもちろんバックアップとして適宜Gitにあげていましたが、自分だけのため自分の変更さえわかればよいという考えでしたが、プロジェクトに参画すると自分だけではないので、共有する必要があることはもちろん、差分の確認ができること、他の人がアップデートしてものを自分のものに加えること、機能を挙げれば日が暮れます。操作やコマンドなど、自分はかなり覚えるのが大変でしたが、他の人もいる以上ミスして消してしまったりすれば大変、というので最初は丁寧に何度も聞きながらの作業でした。プロジェクトで必須のGit、使いこなせば自分も他の人も作業効率爆増です。今でもまだ知識不足なので今後も使い慣れつつ学んでいきたいなと思います。


コーディング力・コードの読解力


研修・案件参画を通して何より身についたなと感じるのはコーディング力やコードの読解力です。これに関してはやっていれば自ずと身につくのかもしれません。ただ、この1年で急速に伸びを感じました。
大学でもコーディングはもちろんしていましたが、今それを振り返るとかなり成長したと思います。単純に動けばよい、結果が出ればよいというのは機能実装の必要条件かもしれませんが十分条件ではないかなと思います。先ほどのGitの説明でもあった共有の観点からも、可読性(読みやすい・理解しやすいコード)と保守性(整備・修繕の行いやすさ)を意識することや、長いコードを機能ごとに関数化して「何を行うのか」をわかりやすくすること、さらにはコメントアウトの内容なども含め、成長したと感じています。

また、コードの読解力についても、どこのメソッド(関数)がどのような役割を果たして、変数がどのように機能して、などセグメント化(細分化)を繰り返すことで一見小難しいコードも理解できるようになりました。
特に案件内では、他の人が書いたコードを読むところから始まるケースが多いため、嫌でも解読しなきゃいけないと感じていました。なんとなくですが、コーディング力とコードの読解力は比例関係にありそうだなと思います。コードをどんどん書けるようになれば他の人のコードもなんとなくこういうことがしたいと推測したり、直接的にこれはこう動くなと断定できます。逆に人のコードを読み解いていけば、こんな書き方が出来るのか、こういう書き方もあるんだなとインプットできます。コーディングに関して言えば読んで書いての繰り返しをすることで成長するのでは?と思っています。


研修時・研修後の意識について


いろいろと私の成長の内容を紹介しましたが、実際お伝えしたいのはここですね。
研修中と研修後の意識についてです。入社1年を通してこう意識すると成長や変化を感じられるのではと思っていることを述べます。

まずは研修中について。私自身研修はすごく楽しみでした。とはいえ、研修と聞くと堅苦しくて退屈そうなんて思うかもしれません。
ただスキルをしっかり身に着けたいと思うのであれば意識すべきなのはただ1つ、とにかくアップデートを心掛けることだと思います。自分の作った要件に沿っていて正常に動くものについて、欠陥って本当にないの?とか、この書き方ってもっと簡単に書けないの?とか、自問自答を繰り返して修正していると作っているものはもちろん精密になりますし、自分の技術も向上すると思っています。
さらには、他の人がいて、その人のコードを見る機会があれば、同じ機能でもロジックの違いや書き方の違いなどがあってさらに成長できますね。ただし、他の人と自分を比較は絶対にしないほうが良いです。慢心や出遅れている不安のようなものはかえって自分のためにならないと思っています。
このように、自分の作ったものに慢心せずアップデートすることや、他の人によってさらに良くする・学ぶ。こういったことが成長につながるのではないかなと思います。

研修後は、プロジェクトや案件に参画する場合とそうでない場合があると思いますが、共通して言えるのは、今ある知識を応用して新しい学びにつなげることだと思います。私の場合は案件に参画してはじめはテストがほとんどでしたが、テスト一つにしてもコードを読む機会やデータベースを見ることなどで、研修時に習ったけど違うところを学びのチャンスとしてフォーカスしていました。違いはあれどやっていることは同じだったり、コードの書き方が違ったりなど、探せば探すだけ自分の成長につながる要素があると思います。
プロジェクトや案件につかないとしても、自分の触ったことのない言語やフレームワークを学習することは、研修で習ったことを応用する良い機会なのではと思います。


大学からの成長した点と新卒1年目で強く意識すべきこと


ここまで私の1年の経過を見てきましたが、


大学時代でやっていなかった新しい知識
大学時代からやっていることコーディングの書き方や読解、コーディングする上での意識


などが、成長した点です。このような成長は前述している通り、


アップデートを心掛けること
今ある知識を応用して新しい学びをしていくこと


この2点の意識からくるものかなと思います。この考え方はあくまでも私なりのものですので、自分の芯にあるこうやりたいという意識があればその通り進めばそれに見合った成長があると思います。新卒1年目はわからないことだらけで不安や焦りがあるかと思いますが、落ち着いて1歩ずつステップアップしていければ良いと思います。新しく技術を習得することはもちろん、既にある技術を応用してどんどん成長すればいつか立派なエンジニアに...!


まとめ


今回は私の入社からの1年の軌跡をたどりつつ、取得した技術や意識についていくつかピックアップし私の成長過程を見ていくこと、そして新卒1年目で意識すべきことは何かを述べさせていただきました。


文面だけで見ると「講演会の内容かよ!」と思ってしまった方、本来私はユニークだと自負しているので次回にご期待ください。


記事を通じて、新卒1年目をこれから迎える方や、様々なエンジニア、はたまたエンジニアとは無縁の方々に、成長のために意識すべきことやエンジニアの一歩目の踏み出しの知見として記憶に残していただければ幸いです。

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